こんにちは、高崎にあるデジタルマーケティング・Web制作会社のSimplyです。

近年よく耳にするようになった「採用ブランディング」とは一体何なのか、なぜ中小企業にこそ必要なのかについて書いてみたいと思いいます。

中小企業の採用活動の課題

中小企業に限らず大企業も採用活動には苦労します。しかしその内容は全く異なるかと思います。中小企業は応募数を増やすことに対して、大企業はその質を高めることに心血を注ぎます。

もちろん中小企業も応募の質は高いに越したことはありませんが、それは母数があって初めて言えることであります。まずは企業認知を高めて、魅力的な会社だと思わせていく必要があり、そのためにはありきたりな採用活動ではなく戦略的な採用活動が必要になります。

応募者の質とは何か?

応募者の質はよく「優秀な人」という表現でひと括りにされることが多いですが、一言で言うと能力が高い人にはなるのですが、組織や部門によって、もちろん優秀の定義は変わってくるかと思います。

中途・キャリア採用の場合はこれまでの実績を通してその人の優秀さを推し量ることができますが、新卒採用やまだ実績が浅い若い方はまだ判断が付きませんよね。

その際に見るポイントとして、能力よりも自社の文化や価値観にマッチできそうか、というのが大切な要素になってきます。

こちらが見極めるのではなく、相手が見極める感覚で。

採用活動は企業側が評価して採用の合否を出します。これはあくまでも段取り上の企業の役割であり、実際は求職者が見極めた結果応募に至ります。卵が先か鶏が先かみたいな話ですが、こと採用に関しては間違いなく求職者の見極めが先と言えます。

求職者の見極めを助ける採用ブランディング

ここで本題の採用ブランディングに話を戻します。

求職者がその企業を見極めて、ポジティブなアクションを促すことが採用ブランディングとなります。採用ブランディングとはブランディングの対象が求職者であり、その求職者にその企業で働く価値を伝えていくことになります。

採用ブランディングのながれ

1.ターゲットを決める

働く価値はもちろん人それぞれですが、誰に価値を感じてもらいたいか、ターゲットを決めることから採用ブランディングはスタートします。

まずはそのターゲットが就職先に期待すること、仕事に対する価値観やキャリア観、仕事内容、働き方などを想定していきます。

2.企業側のファクトを探す

求職者から見た価値を見つける

続いてターゲットが就職先に期待することから逆算して、自社にはどんな実態や文化、仕組み、理念などがあるかファクトを整理します。この時点ではまだ単なる事実なので価値にはなってなくても大丈夫です。

例えばターゲットの価値観として「倍速で成長したい」という特徴があるとします。それに対応する事実として、「社員には早いうちから仕事を任せる」という文化が合った場合、これを抽出して価値として伝わるように変換していきます。

ちなみにその地域で暮らすことを価値として設定するのアリです。例えばターゲットを都会に住む地方ぐらしに憧れる人と定義した場合、その地域でこんな暮らしがしたいからという動機を作り出すという戦略もありえます。

3.採用コンセプトを決める

そしてこれらを基に採用コンセプトを決めます。これは誰に対してどんなメッセージで自社の魅力を伝えていくかを分かりやすくしたメッセージになります。

先ほどの「倍速で成長したい上昇志向の学生にとって価値を伝えていこう」という方向性が決まったら、これをターゲットに響くメッセージへと変換します。

例えば「キミの成長が、地域の未来を明るくする」「背伸びではない、成長だ。」「未来が君を待っている」といったように早く成長したい心理と、その先への希望や期待を表したメッセージを作ります。

4.採用サイトを用意する

採用コンセプトと、それに基づく事実を伝えていく場が必要になります。それが採用サイトと呼ばれる「採用に特化したホームページ」になります。

一般的なホームページはコーポレートサイトと呼ばれ主に顧客に向けた情報を発信し、売上につながることを目的としています。しかし採用サイトは求職者向けに情報を発信し、売上ではなく採用につながることを目的とします。

5.一貫したメッセージ

もちろん採用活動は採用サイトを用意するだけではありません。

合同説明会や個別面談など様々なシーンで求職者に自社の説明をする機会があるかと思います。その際にもた採用コンセプトに沿った企業説明を行っていきます。そのためには専用の会社説明資料が必要でしょうし、トークスクリプトも必要になります。

このような一貫性のある活動が必要なことからブランディングと呼ばれるゆえんであります。

中小企業にこそ採用ブランディングを

有名企業は既にネームバリューがあるため採用においても優位性があります。知名度が低い中小企業がそれに取って代わるためには、こっちで働くほうが魅力的でしょ?と感じさせる必要があります。そのためには採用ブランディングは不可欠であり、逆言うと勝ち筋とも言えます。

採用ブランディングに関わらず、ブランディングやマーケティング戦略を作る際は、自分たちでは自社の価値が見えづらいことがよくあります。しかし第三者から見ると宝の山だったりすることもあります。そういった際はぜひ外部パートナーに相談してみてください。

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