こんにちは、高崎にあるデジタルマーケティング・Web制作会社のSimplyです。
今回はお客さんが情報収集や比較検討をする際に、商品やサービスのどんなポイントを無意識にチェックしているのかをブランディングの視点で考えてみたいと思います。

ブランド資産（ブランド・エクイティ）

ブランドを作るうえで重要な概念「ブランド・エクイティ（ブランド資産）」というものがあります。
これはブランドの資産的価値を体系的に表した４つの要素で構成されます。これは企業やサービス（ブランド）を認識する際の指標になります。サービス提供側もこれらの要素を意識することで、お客さんの頭の中で企業やサービス（ブランド）イメージの形成を促すことができます。

１．ブランド認知

ブランド認知とは、ブランド（企業やサービス）がどのくらい、どのように認知されているかを図る指標です。

そもそも消費者の中でブランドが作られる理由の一つとして比較検討の効率化が上げられます。ブランドには「●●なら間違いない」というように、商品を選ぶ際の労力を最小限にする効果があります。

そのためには、ブランド名を聞いたことがある、よく目にするというだけで一つの信頼となり（認知が広い）、「●●といえば▲▲」というように具体的な価値を知っている（認知が深い）状態を目指します。

２．知覚品質

知覚品質とは消費者の目的・課題に対して、競合商品やサービスと比べた際に認識できる品質の差になります。A社はB社よりもここが優れていると認識できる状態です。具体的には次のような項目で判断され、これらのポイントに関する情報を無意識に探していると言えます。

パフォーマンス
例えば美容室の場合、カットやカラーリング、パーマなどの技術、価格

付加機能
ヘッドスパやネイルなどオプションが充実

信頼性
必ず自分に似合う髪型にしてくれる、無理にサービスを押し売りしてこない

耐久性
当初のヘアスタイルやカラー、パーマが長持ちする

付加サービス
子どものカット講座、お買い物サービス

３．ブランド連想

ブランド連想とはお客さんがブランドを思い出すときに関連して連想できるすべてのものを指します。

ロゴ、サービス内容、スタッフの印象、店のニオイや明るさや色、カットの技術、他のお客さんのイメージ、場所や行きやすさなど全ての連想されるものです。美容室のように競合が多い業界ではなるべく多く連想できる方が好ましいです。連想できないということは印象に残らないとも言えます。

印象に残るということは、ターゲットユーザーの価値観や好みにマッチした結果とも言えるので、細部にまでこだわって連想を獲得することがブランディングと言えます。

このようにブランディングの視点で消費者のチェックしているポイントを把握して訴求することで、ブランドイメージを植え付けつつ、顧客が求めている情報を提供することができ一石二鳥ですよね。

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